「私なんかで良いの? 私、裕也君が思ってるような女じゃないよ」
七海にそんなことを言われて、想定が良すぎて言葉を失ってしまった。同じ大学の七海とは、バイト先も同じだった。すぐに仲良くなって、一緒に映画に行ったり遊園地に行ったりするようになり、女性と付き合ったことがなかった僕は、あっさりと恋に落ちた。
七海は、150センチそこそこの小柄な女の子だ。可愛らしい顔をしていて、実際の年齢よりも幼く見える。スリムな体型のわりに、太ももはムチッとしていて、そんなところも大好きだ。
そろそろ行けるのではないかと思い、彼女になって欲しいと告白した。正直、もう付き合っているといっても良いくらいに仲良くなっていると思っていたので、OKと言ってくれなかったことに驚いている状況だ。
僕は、思わず僕のことを好きじゃないの? と聞いてしまった。正直、結構パニックになっていた。絶対に行けると思っていただけに、ショックも受けていた。
「好きだよ! 大好き! いつも、裕也君のことばっかり考えてるもん」
七海は、慌ててそんなことを言ってくれる。メチャクチャ嬉しくて笑顔になったが、それならどうして? と、より疑念は深くなった。
「う、うん。嫌われちゃうから、言いたくない……」
七海は、理由を説明してくれない。なにが問題なのかわからず、ますます混乱してしまう。僕は、絶対に嫌いにならなから、理由を教えて欲しいと伝えた。
「……エッチが好きなの」
七海は、耳まで真っ赤にしながら、聞こえないくらいの小さな声で答えた。色々なことを想像していたので、その言葉にホッとした。そして、僕もエッチは好きだと答えた。まだキスすらしていない七海と、こんな会話をすることに照れてしまう。
「……普通じゃないくらいに、好きなの……」
七海は、表情が曇っている。罪悪感を感じているような、なんとも言えない不思議な表情だ。さすがに、その普通ではない態度に不安がもたげてくる。どういうことなのかと聞くと、誘われると断ることが出来ないと言い始めた。その説明を聞いても、正直、理解が追いつかない。
「したくなると、ナンパされやすい格好で街に出たりする……」
と、想像を超えたことを言い始めた。特定の人はいないのかと聞くと、
「いる。エッチするだけの関係の人が3人いる」
と、言いづらそうに答える彼女。それは、恋人なのかと聞くと、
「違うよ。その……セフレって事になると思う」
と、やっぱり恥ずかしそうに答える。言っていることとリアクションがちぐはぐで、からかわれているのだろうか? と思ってしまうほどだ。でも、七海はこんな話を続けていく。どうやら、言っていることは本当のようだ。
「裕也君とは、付き合いたいって思ってるよ。恋人になりたい」
七海は、そんなことを言ってくれる。だったら、どうして付き合わないのだろう?
「だって、イヤでしょ? 自分の彼女が淫乱なビッチだなんて……」
七海の可愛い顔から、そんな言葉が出ていることがまだ違和感だ。僕は、そんなことはないと告げた。確かに、ショックは受けているし、まだ信じられないという気持ちが大きい。でも、僕と付き合って乱れた性活が終わるなら、それはそれで良いと思っている。
「……ありがとう。でも、裕也君と付き合っても、他の人ともしちゃうよ。誘われたら、断れないと思う……」
七海は、支離滅裂なことを言う。僕は、引っ込みがつかなくなっていることもあり、それでも良いと言った。もちろん、そんなのはイヤに決まっているが、きっと七海も変わるはずだと思う。七海と付き合うために必死になっている。
「本当に? だって、浮気しちゃうって事だよ? 私だったら、絶対にイヤだもん。裕也君が他の人とエッチしたら、絶対に許せないって思っちゃうもん」
七海は、ふざけているのかと思うようなことを言っている。本気で言っているのだろうか? あまりにも勝手な言い草だ。でも、それでもかまわないと言うと、いきなりキスをされた。
「本当の私を見てから決めて」
七海は、そんなことを言いながらキスを続ける。可愛らしい舌が口内にねじ込まれ、僕の舌に絡みつく。夢だった七海とのキス……テンションが一気に上がるが、七海のキスがあまりにも卑猥で激しく、戸惑いもある。七海は、僕の口内を舐め尽くすようなキスをしている。歯茎も全て舐めるような、濃厚で卑猥すぎるキスだ。
七海は、荒い息遣いでキスをしながら、僕の股間をまさぐってくる。その指遣いに、一気に射精感が高まってしまう。七海の指の動きは的確で、ズボンの上からでもカリ首をまさぐっている。
「好き……ずっとずっと好きだったよ。裕也君と、恋人になりたいって思ってた」
七海は、泣きそうな顔で言ってくれる。そして、キスをしたまま僕のズボンを脱がせ始めた。その全ての動きが滑らかで、慣れているとしか思えない。あっという間にパンツまで脱がされると、恥ずかしいほどいきり立ったペニスを握られた。
「固い……興奮してくれてるね。嬉しいな」
七海は、先走りの汁をカリ首に塗り広げながら手コキを続ける。驚くほど気持ち良く、思わずうめいてしまった。七海の指の動きは、滑らかすぎる。いったい、何本のペニスをしごいてきたのだろう? 激しい嫉妬心が湧き上がる。そして、七海は何の躊躇もなくフェラチオを始めた。
それは、いままで経験したことのない快感だった。舌が絡みつくと同時に、強く吸われる。上目遣いで僕を見つめる七海……挑発的な笑みだ。童顔で可愛らしい七海のことを、もしかしたら処女なのかな? と思っていた。でも、そんな自分に笑ってしまう。
七海は、僕のペニスを根元までくわえ込む。喉まで使ってフェラチオを続ける姿は、卑猥で淫乱にしか見えない。そして、慣れたやり方でフェラチオを続けながら、僕のシャツも脱がせる。指で乳首を刺激しながら、さらに激しくフェラチオを続けてくれる。もう、今にも射精してしまいそうだ。
七海は、気がつくとスカートの中に手を差し込んでいた。そして、激しくまさぐっている。フェラチオをしながら、オナニーをしている? ますます彼女のイメージが崩壊していく。好きになった女性が、ド淫乱だった……でも、不思議とイヤではない。むしろ、興奮する気持ちが膨らむ。
「好き……大好き」
七海は、そう言って僕にまたがってきた。スカートをまくり上げ、ショーツをずらしてそのまま挿入すると、すぐに腰を動かし始める。コンドームなしでのセックスに、戸惑いを感じる。でも、圧倒的な快感に、腰が抜けそうだ。
「あぁ、気持ちいい。裕也君、好き、大好き」
腰を動かしながらキスをしてくれる彼女。幸せな気持ちになるが、完全にリードされていることに、情けない気持ちもある。僕は、戸惑いながらも好きだと伝えた。この状況でも、彼女のことを好きという気持ちは変わっていない。
七海は、腰を激しく上下に動かしている。肉と肉がぶつかる音が響くほど、激しく強い動きだ。まさか、七海との初セックスが、こんな形になるとは思ってもいなかった。七海は、腰を動かしながら僕の乳首を舐め始める。やっぱり慣れた動きで、僕のことを責め立ててくる。七海の生膣の感触……ヒダが絡みついてきて、なおかつ締め付けてくる。もう、ほとんど限界だ。
「まだダメ……もっと頑張って」
七海は、切なげな顔で言うと、腰の動きを変えた。上下に激しく動かすのをやめ、根元まで入れたまま腰を前後にこすりつけるようにしている。
「うっ、んっ、あっ、アンッ、気持ちいい。すごく固いよ。おチンポ固くてこすれてる」
七海は、卑猥な言葉を口にしている。彼女の可愛らしい顔から出ているのがウソのような、下品な言葉だ。でも、僕の興奮はさらに高まる。動きはゆっくりになったのに、射精感は減衰しない。むしろ、より高まっていく。
「気持ちいい? もっと気持ち良くなって。大好きだよ。ずっとこうなりたいって思ってた」
七海は、心から嬉しそうに言ってくれる。七海が僕に好意を持ってくれているのは、伝わっていた。でも、こんなにも好きでいてくれたなんて、感動してしまう。七海は、取り憑かれたように腰を動かし続ける。そして、自分の乳首を摘まむように刺激し始めた。
「うぅっ、アンッ、アンッ、気持ちいいっ、イキそうだよ、おチンポ固くて気持ちいいのっ。クリ触って……強く摘まんで」