#年下男にしつけられた、僕の姉さん女房25/25更新

時刻(time):2025-11-05 10:56源泉(Origin):net 著者(author):admin
涼子と息子と3人でショッピングモールに到着したときには、すでに行列が出来ていた。でも、思っていたほどの長い列ではない。 「よかった、これなら買えるだろ」 涼子が、ホッ

涼子と息子と3人でショッピングモールに到着したときには、すでに行列が出来ていた。でも、思っていたほどの長い列ではない。
「よかった、これなら買えるだろ」
 涼子が、ホッとしたように言う。息子は何の列かもわかっていないようだが、いつもと違う光景に楽しそうだ。姉さん女房で怖いイメージもある彼女だが、息子のことに関してはマメで優しい。
 そして、ほどなくして問題なく合体変形ロボを購入できた。息子は、買って初めて何の行列だったかわかったみたいで、メチャクチャ喜んでいる。そんな姿を見て、涼子も優しい笑みを浮かべていた。
 本当に、幸せを感じる。最初に出会ったときは、こんな風になるなんて少しも想像していなかった。フードデリバリーの仕事なんて、人間扱いされないときも多い。そんな中、涼子は本当に優しかった。そして、こんな幸せに繋がった。
買い物にけっこう時間がかかって、もう昼近い。息子が好きなフードコートで食事をした。ここのフードコートは、飲食店が並んでいる中に子供の遊び場がある。空気を入れて膨らませるタイプの滑り台……と言っても、けっこうな大きさのものだ。他にも、超小ぶりなメリーゴーランドみたいなものもある。
 入場料を払って、時間単位で課金されるシステムだ。息子は、ここで他の子供と絡むのが好きみたいで、すぐに仲良くなって楽しく遊ぶ。陰キャ気味の僕とは違い、社交的だ。
「たーくん、イケメンだからすぐ女の子と仲良くなるね」
 涼子が親馬鹿ぶりを発揮する。でも、実際整った顔立ちをしている。涼子に似たんだよと言うと、
「ヒロミちゃんが可愛いからだよ」
 と、ぶっきらぼうに言ってくれる。照れている感じが可愛い。涼子は、いまだに僕を可愛いと言う。嬉しいし愛されていると思うが、ちょっと気恥ずかしい。
 僕は28歳で、彼女は35歳だ。けっこうな年の差だが、あまり感じない。本人は加齢による衰えを感じているようだし、目尻のシワなんかも気になるみたいだ。
「今日、久しぶりにどう?」
 涼子が、こっちを見ずにボソッと言う。え? なにを? と言うと、
「なんでわかんないんだよ。アレだよ、アレ! 決まってるだろ。鈍感」
 と、イラッとした顔で言われた。セックスのことだと気がつき、慌ててOKをした。がさつな性格のわりに、恥ずかしがりは変わらない。昔のことを思い出し、懐かしいなと思った。
 そして、息子が満足するまで遊び、仲良く手を繋いで3人で帰宅した。途中の公園で少し遊んだが、涼子が鉄棒をし始めた。
「出来るかな? 久しぶり」
 と言いながら、逆上がりを始めた彼女。スカートなのでやめた方が良いと思ったが、あっさりと一発で決めた。一瞬パンツが見えそうになってドキッとしたが、そんなこともなく一気に回りきった。息子がはしゃいでいる。
「出来た。まだそこまで衰えてないか。ヒロミもやってみて」
 無邪気に嬉しそうな彼女。僕も、挑戦した。でも、やる前からわかっていたが、出来なかった……。
「ほら、頑張れ! たーくん見てるぞ!」
 一生懸命に応援してくれる涼子……息子も、たどたどしく応援してくれる。でも、どうしても脚が回っていかない。
「こうだよ、こう!」
 涼子が補助してくれると、なんとかグルッと回れる。でも、一人だと筋力が足りないのかタイミングがダメなのか、どうしても出来ない。
「特訓だな。毎日腕立てとかしようか」
 涼子は、体育会系のノリだ。ずっとバレー部だったので、染みついているのだと思う。でも、久しぶりに鉄棒をして、楽しかった。こんな風に公園で3人で遊ぶと、絵に描いたように幸せだと思える。
 帰宅して、買ったロボで遊んだ。無邪気に嬉しそうに遊ぶ息子と、面倒くさいと言いながらもロボを合体変形させる涼子。僕が代わるよと言っても代わらないので、面倒くさそうにしてはいるが、かなり楽しんでいると思う。
 そんな姿をスマホで撮影したりしながら、昔のことを思い出したりしていた。涼子がお客さんだったとき、そう言えばこんな風に面倒くさそうな対応をされたこともあった。
 でも、今はわかるが、涼子も楽しみにしてくれていたんだと思う。僕が届けると、本当に嬉しかったのだと思う。嬉しいくせに、面倒くさそうな対応をしてしまう……可愛いなと思う。
そんなことを思い出しながら、楽しい時間が過ぎていく。すると、友人の裕也がいきなりやってきた。
「いっぱい釣れたからさ、よかったら食べてよ」
 そう言って、クーラーボックスごと鮎を渡してきた。彼は、アウトドアが好きな男だ。鮎釣り……なんとなく、繊細なイメージがある。でも、裕也の見た目は厳つい系マッチョだ。
 荷揚げ職人をしているので、腕や体幹がハンパなく強い。職人もしているが、共同経営の事業主でもあるので、かなり金回りは良いみたいだ。今日も鮎釣りの帰りなのに、BMWのMシリーズというスポーツカーでやってきた。
「鮎ってガラじゃないだろ。ホント、アンタは面白いな」
 涼子は、見た目とのギャップをからかいながらも、嬉しそうだ。彼の釣ってくる魚は、当然新鮮で美味しい。鮎なんて、スーパーで買ってもパサパサのしなしなだ。
「じゃあ、さっそく焼くよ。アンタも食べるだろ?」
 涼子は、そう言ってクラーボックスを持ち上げる。
「良いの? お邪魔じゃない?」
 裕也は、厳つい見た目に反してとても気遣いをする。一瞬、反社に見えるような見た目なのに、そんなところも面白いと思う。
「そんなこと言って、ビール見えてるし」
 涼子は、裕也が持っている袋を見て言う。裕也は、ウチで飲んで運転代行で帰っていくことがほとんどだ。僕との友人関係もあるが、涼子と気が合うのだと思う。二人とも、かなり酒が強い。
「バレた?」
 おどけたように言いながら、靴を脱いで家に入ってきた。息子も、すでにテンションが高い。お客さんが来ることに、とても喜ぶ。裕也は独身だが、子供の扱いに慣れている。5人兄弟だったこともあるのだと思う。
そして、リビングで息子と僕と裕也が遊び、涼子が鮎を焼いている。本当に楽しそうに遊ぶ裕也……子供好きという感じが伝わってくる。結婚しないの? と聞くと、
「まだ良いかな。仕事もクソ忙しいし」
 実際、荷揚げの仕事は今がピークらしい。どんな仕事なのかもよくわからないが、とにかくメチャクチャしんどいみたいだ。でも、現場によっては1時間で終わったりもするらしく、短時間で稼げる仕事みたいだ。
「なかなか涼子さんみたいな女、いないからな。俺、こう見えて尻に敷かれたいんだよね」
 意外なことを言う彼。どう見ても、亭主関白っぽい。
「へぇ、意外。ドMなの?」
 涼子が、話を聞いて口を挟んでくる。
「そうそう、マッチョはみんなドMなんだよね」
 おどけたように言う彼。でも、実際そういう傾向はあるのかもしれない。身体をストイックに鍛えるのは、Mっ気がないと難しいと思う。
「そんなことばっかり言ってるから、相手が見つからないんだよ。気持ちがあれば、SでもMでもなんでも良いんだよ」
 涼子が、そんなコメントをした。
「じゃあ、惚れた相手がSなら、涼子さんもMになるの? なんか、全然イメージできないけど」
 からかうように言う裕也。確かに、涼子がMになるイメージは湧かない。
「うっさいよ。ほら、焼けたぞ」
 そう言って、鮎を食卓に並べていく。なんとなく、こんな立派な天然鮎だと炭で焼いて食べたいと思ってしまうが、実際はこの家庭用の焼き器で焼いた方が美味しいと思う。炭で焼くと、水分が抜けすぎてパサッとした感じになる。
 食べると、やっぱりジューシーで美味しい。
「美味しい! やっぱり、この時期の鮎は最高だ」
 涼子も、美味しそうに食べている。
「涼子さんに喜んでもらえると、釣った甲斐があるよ」
 裕也も嬉しそうだ。そして、ビールを開けて飲み始める二人。僕も飲み始めたが、やっぱり美味しいとは感じない。昔から、アルコールは苦手だ。ビールよりもファンタが好きだし、飲まなくても問題なく生きていける。
「涼子さん、Sな男と付き合ったことあるの?」
 酔ってくると、会話の内容も変わってくる。息子は遊び疲れて寝てしまったので、余計にそっち方面の話題になっていく。
「ないよ。そういう男は寄ってこないのかな? 付き合ったのはM男ばっかりだよ」
「涼子さん、手強そうだから。でも、調教しがいがあるって思う男もいそうだけど」
「いなかったな。それはそれで面白そうだけど」
 二人は楽しそうに会話を続ける。僕は、涼子が調教されて従順になっている姿を想像してしまった。涼子が縛られたり、メイドのコスチュームを着せられたりしながら、ご主人さまと言っている姿……実際にはあり得ないと思うが、そんな彼女を見たいと思ってしまった。
「俺が調教しましょうか?」
 裕也が冗談とも本気ともつかない言い方で言う。
「ドMのくせに、出来るのか?」
 涼子がからかうように言う。
「以外に評判良いんですよ。俺の調教プレイ」
「はいはい。間に合ってるよ」
 そんな風に流す涼子。でも、僕はますます想像してしまった……。会話は、また釣りの話に戻った。鮎釣りの楽しさを熱く語る裕也。涼子も、意外に興味があるようで、真面目に聞いている。
 でも、僕は涼子が縛られて後ろから犯されているようなイメージでいっぱいになってしまっている。実際にはあり得ないようなシチュエーションに、不思議なほど興奮してしまっている。
裕也が帰ると、
「なにおっ立ててたんだよ。なに想像してた?」
 と、いきなり股間を掴まれた。慌てて言い訳をしようとしたが、
「私が調教されてるの、想像してた?」
 と、心を見透かされてしまった。僕は、素直にうなずいてゴメンと謝った。
「じゃあ、やってみな。ほら、怒らないから思ったようにしてみろよ」

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