嫁を他人に抱かせるようになって、3年経過した。結婚するまでは私しか知らなかったゆり子の経験人数は、恐らく50人近くになってしまったはずだ。そんな異常なことをするようになったきっかけは、私のEDだった。結婚し、子供も出来て、幸せな家庭を築いていたと思う。ゆり子との夜の生活も、子供が生まれた後もちゃんとあった。
それは、本当に突然だった。ゆり子の方から誘われて、セックスをしようとした時、まったく勃起しない状態になっていた。ゆり子が手や口で立たせようとしても、まったく反応しない状態……疲れてるんだねと言うことで、その時はそれ以上のことはせずに寝た。
数日後にもう一度しようとしても、同じ状況……私も、なんとか勃起させようと、色々と手を尽くした。ただ、それは叶わなかった。とは言っても、健康には問題がない。治療をしようとか、ED薬を飲もうとか言う発想にはならなかった。そのうち治るだろう……そんな結論に至った。
半年が過ぎても改善は見られず、ゆり子も欲求不満になっているのが伝わってきた。そんなこともあり、オーラルセックスをするようになった。舌と指でゆり子を責め、ゆり子も激しく感じてくた。でも、やっぱり物足りないと思っているのが伝わってきて、大人のオモチャを使うようになった。それからゆり子が他の男とセックスをするようになるまで、さほど時間はかからなかった。
ゆり子は、よく上品な女性だと言われる。ミディアムボブの黒い髪、整った美しい顔、スラリとしたスタイルなども相まって、清楚で上品な女性と言われることがとても多い。実際、私もそんな彼女に一目惚れして交際を申し込んだ経緯がある。
ただ、付き合い始めてすぐにわかったが、ゆり子は性欲が強かった。私と結ばれた時には処女だったが、すぐにセックスにハマっていった。見た目とのギャップ……清楚なルックスなのに、淫乱……最高の女性だと思っていた。でも、その淫乱な部分のせいで、大人のオモチャでは満足できなくなってしまったとも言える。
ゆり子に、他の男性とのセックスを希望された時、すぐに承諾した。そうなるだろうなと言う予感もあったし、覚悟していた。私のEDが原因なので、文句の言いようもない。そんな気持ちだった。
最初は、プロに頼んだ。いわゆる、女性用の風俗店を利用した。表向きは挿入はないとの事だったが、当然のように最後までするシステムで、あっけなく最後まで行ってしまった。申し訳なさそうに家を出た彼女、帰ってきた時は、満たされた表情を浮かべていた。
「ゴメンね、してきました」
その言葉を聞いた途端、私は何年かぶりに勃起した。
「え? 勃起できたの? どうして? あっ、すぐしましょう」
ゆり子は、すぐに服を脱ぎ始めた。この時、息子は修学旅行で留守だった。そんなこともあり、私もすぐに服を脱ぎ始めてセックスをしようとした。でも、お互いに全裸になった時には、私のペニスは固さを失っていた。
「どうして大きくなったのかな? でも、良かったね。立つことは立つんだね」
ゆり子は、私のペニスを手でしごきながら嬉しそうに言った。確かに、機能は失われていないと言うことだ。もう、機能も失われているのかもしれないと思っていただけに、それは嬉しかった。でも、精神的なものだとすると、そうなった原因がわからない。
私は、自分の勃起よりも気になっている、他の男とのセックスに話題を戻した。
「え? う、うん。良かったよ。まだ20代の人だったから、その……すごく元気で」
ゆり子は、申し訳なさそうで、言いづらそうだった。無理もないと思う。公認とは言え、浮気をしてきたと言うことになる。私は、どんな相手だったのかと聞いた。知りたくない気持ちもあったが、知りたい気持ちも大きくなっている。
「22歳の大学生で、筋トレが趣味でいい体してたよ。体力があるから、その……すごかった。あんなに激しくされたことないから、ちょっと怖いって思った。でも、気持ち良すぎておかしくなるかと思ったの」
ゆり子は、口調が興奮気味だ。どう見ても、思い出して興奮してしまっている感じだ。すると、私のペニスはあっさりと勃起を始めた。
「え? 固くなってる。どうして?」
ゆり子は、驚きながらもすぐにまたがってきた。慌てていたのでゴムもなく入れた。数年ぶりの膣肉の感触に、思わずうめいてしまった。圧倒的な快感……入れただけで射精しそうな程だ。
「固い、治ったね。カチカチだよ」
嬉しそうに腰を動かし始める彼女。すぐにあえぎ声も漏らし始めた。でも、強い快感を感じているにもかかわらず、急速に固さを失っていくのを自覚した。
「抜けちゃった……でも、出来たね。エッチできたね。嬉しい……パパ、愛してる」
ゆり子は、本当に嬉しそうだ。そして、なんとかまた勃起させようと、乳首を舐めたり、フェラチオをしてくれる。でも、どうしても上手く行かない。すると、ゆり子は迷いながらも、
「彼、ずっとカチカチだったの。射精してもまだカチカチで、続けてしますかって聞いてくれて……お願いしたの。あんなに続けてされたことないから、嬉しかった。そ、その……私もいっぱいイッちゃった。知らない人としても、感じないと思ってた。でも、気持ち良すぎて何回もイッた。パパとしてる時よりも、たくさんイカされたよ」
と、言った。その言葉を聞きながら、私は一気に勃起する事が出来た。そして、自分でもどうすれば勃起するのか完全に理解した。ゆり子は、すぐに手でしごき始めた。しごきながら、彼とのセックスを話してくる。
「3回目も、すぐにしてくれたの。2回出しても、まだカチカチだったんだ。私のこと、すごく気に入ってくれたみたいで。お世辞でも、嬉しかった。3回目は、後ろからされた。あんなに奥まで入れられて、突き抜けちゃうって思ったよ。でも、頭真っ白になるくらい感じちゃった……ゴメンね、淫乱で」
ゆり子は、恥ずかしそうに話しながら手コキを続けてくれる。もう、ほとんど限界で、射精寸前だ。こんなに興奮する意味もわからないまま、ゆり子の報告を聞き続ける。私は、キスはしたのかと聞いた。
「フフ、気になるの? どっちだと思う?」
ゆり子は、ゾクッとする表情を浮かべた。清楚な顔立ちに、妖艶な笑みが浮かんでいる。今までに見たことがない表情だ。
「もっと固くなった。想像してる? 私が彼とキスしてるの、想像してるの?」
ゆり子は、手コキを続けながら聞いてきた。私は、返事も出来ないまま、射精を始めてしまった。ゆり子が若い男とキスをしながらセックスをしている光景……頭の中は、そんなイメージでいっぱいだ。
「わっ、出たっ、すごい、えっ、まだ出てる、こんなに、まだ出てるよ、すごいっ」
数年ぶりの射精のせいか、驚くほど大量の精液が飛び出ていった。やり過ぎのアダルトビデオのような、信じられない量が飛び出てしまった。
「すごいね……こんなにいっぱい……気持ち良かったですか?」
ゆり子は、いつもの清楚で優しい母親の顔に戻っている。でも、ついさっきまで、他の男とセックスをしていた……そう思うと、嫉妬で胸が苦しい。ゆり子は、ティッシュで飛び散った精液を拭き取っていく。私のペニスは、さっきまでの状態がウソのように、縮みきっている。まだ興奮している状態だが、勃起はしていない。大学生の男の子は、3回もしたという。圧倒的な敗北を感じてしまう。
「このまま、治ると良いですね。パパ、今日はありがとう。変なお願い聞いてくれて、本当にありがとう」
ゆり子は、菩薩のような笑みを浮かべながら微笑んだ。
その日から、またセックスが出来るようになった。と言っても、ゆり子の大学生とのセックスの話を聞かされながら、無理矢理勃起させてのセックスだ。それでも射精することも出来たし、ゆり子もオルガズムに達していた。でも、それも長くは続かなかった。
「……飽きちゃった? 彼とのエッチの話、もう興奮できない?」
柔らかくなったペニスを手でしごきながら、悲しそうに聞いてくるゆり子……。私は、謝ることしか出来ない。
「やっぱり、キスしなかったのがダメだったのかな? もっと、恋人みたいにした方が良かったかな?」
ゆり子は、反省しているような口ぶりだ。でも、言っていることはかなりメチャクチャだ。そして、2回目も実行しようという話になった。
当日、ゆり子はとても可愛らしい仕上がりだった。髪もクルクル巻いていて、ふわっとした感じになっている。メイクは、いつものナチュラルメイクだが、少しピンクが多い。清楚な大人の女性というよりは、可愛らしい女子大生のような仕上がりだ。服装も、春らしい花柄のワンピースで、清純で可愛らしい印象だ。
「可愛い?」
ゆり子は、イタズラっぽく聞いてきた。他の男性とセックスをするために、可愛らしくする……強い嫉妬を感じてしまった。正直、この時点ですでに激しく勃起していた。そのままセックスも出来そうな程だった。でも、私はそれを隠してゆり子を見送った。
今日は、息子は実家に遊びに行っている。動物園に連れて行ってもらうそうだ。そして、お泊まりもしてくる。たまにあることだが、今回はゆり子の貸し出しプレイの日なので、あらかじめそんな予定にしていた。
悶々としながら、ゆり子の帰りを待った。120分コースなので、往復の時間を考えても3時間程度だ。それでも、とても長く感じるし、居ても立ってもいられない気持ちだった。3時間が経過し、3時間30分が過ぎた。どうしたのだろう? 何かあったのかな? そんな心配をしながら、4時間が過ぎた。すると、玄関で物音がした。
慌てて出迎えると、ゆり子がいた。
「ごめんなさい。遅くなっちゃった。その……延長しちゃったの」