■同窓会に行った妻の帰宅が深夜になって8

時刻(time):2025-11-05 09:11源泉(Origin):net 著者(author):admin
鼻歌を歌いながら、楽しげにメイクをしている玲奈。休日の朝、私が目を覚ますと、彼女はすでに出かける準備をしていた。本当に楽しそうに支度を続ける姿は、デートを心待ちに

鼻歌を歌いながら、楽しげにメイクをしている玲奈。休日の朝、私が目を覚ますと、彼女はすでに出かける準備をしていた。本当に楽しそうに支度を続ける姿は、デートを心待ちにしている少女のようだ。玲奈は、すっかりと見た目が変わった。髪もかなり伸びたし、メイクも今風の可愛らしいメイクになった。どちらかというと、ほぼノーメイクだった玲奈……ショートカットの髪型と相まって、ボーイッシュな見た目だった。
 恋する女性は、綺麗になる……それを実感するような、見た目の変化だ。
「あっ、起きた? おはよ。コーヒー飲んでて」
 玲奈は、笑顔で話しかけてくる。まるで、これから私とデートをするような雰囲気だ。でも、実際は違う。今日は、一日高橋とデートに行く。遠出をするわけではなく、食事と買い物と映画だそうだ。そのルートも全て聞かされていて、どこに何時くらいに行くのかも全てわかっている状態だ。
 玲奈は、見に来いと言ったわけではない。でも、意味ありげにルートを教えてきて、妖艶に微笑んでいた。私は、あの非常階段での光景が頭に焼き付いてしまっていて、もう一度見たいと思ってしまっているような心境だ。
「じゃあ、行ってくるね。まだ、ちょっと早いけど待ちきれないから」
 玲奈は、頬をほんのりと赤く染めながら言う。玲奈は、こんな風に頻繁に彼とのデートを繰り返している。この前は、ミニチュアが有名なテーマパークに行っていたし、ドライブデートも頻繁にしている。ただ、玲奈が宣言していた、妊娠はしていなかった。女はそれの瞬間がわかると言っていたが、やっぱり気のせいだったようだ。
 玲奈は、私とのセックスで避妊をしなくなった。ただ、高橋とも一切避妊せずにセックスをしている。本気で子作りをしたいようで、セックスの回数も増えた。当然のことながら、このまま妊娠したら、どちらの子かわからなくなる。玲奈は、それでも良いと思っているようだ……。
私は、すぐに準備を始めた。ヒゲを剃り、歯を磨く。そして、慌ただしく家を出る。玲奈が向かっているのは、新宿だ。混雑した電車で移動していると、休日なのに仕事に向かっているような感覚になってしまう。本当は、休日くらいは玲奈とゆっくりと過ごしたい。買い物をしたり、ドライブをしたり、神社仏閣巡りをしたりしてみたい。
 そんなことを考えているうちに、新宿に到着した。平日よりも、人が多い。歩きづらさを感じながら教えられたショッピングモールに到着すると、玲奈を探し始めた。人も多いしフロアも大きい。なかなか見つけることが出来ずにいたが、やっと二人を見つけた。
 腕を組むようにして身体を密着させている玲奈……幸せそうな顔だ。玲奈は、昔は彼のことを好きではなかったと言っていた。ただのクラスメイトとしての認識だったと言っている。でも、いまの玲奈は、完全に彼に恋しているようだ。
不思議な感覚だ。玲奈が他の男とデートする姿を、ただ見つめている……探偵にでもなったような気分だ。どう考えても、こんな事はとめるべきだと思う。でも、私はそのまま二人のデートを見守りながらついていく。玲奈は、私に気がついているのかどうかわからないが、楽しそうにデートを続けている。
 手を繋いで歩く二人……店の中でも、少しの時間でも手を繋いでいる。正直、見ていてお似合いの二人に思えてしまう。そして、昼食を摂る二人。モールの中のフードコートだ。もっと良い雰囲気の所で食べれば良いのになと思うが、もしかしたら私に見せるためにこんなチョイスをしたのだろうか?
 玲奈は、フードコートの中での食事でも、本当に楽しそうだ。どこで食べるかよりも、誰と食べるかの方が重要……そんな言葉が頭をよぎる。玲奈の輝くような笑顔を見ながら、私は一人コーヒーを飲んでいる。フードコートなので、男一人でコーヒーを飲んでいても目立ったりはしていない。ただ、私はコーヒーを飲みながら、激しく勃起した状態だ……。
そして、二人は食事を終えると、映画館に移動を始めた。チケットを買う二人。私は、どうしたら良いのかわからずに立ちつくしている。すると、玲奈からメッセージが届いた。アルファベットと数字だけが書かれていて、一瞬何のことかわからなかった。でも、それが座席を示す番号だと理解し、その後ろの方の席を購入することにした。
 二人が買った席は、リクライニングも出来るプレミアムシートだ。そのすぐ後ろの席を購入して、飲み物を買って入館した。
二人は、席についてポップコーンを食べながら会話をしている。楽しそうで、幸せそうな姿だ。玲奈は、チラッと私を見た。さっきのメッセージのこともあるが、私が見ていることにはとっくに気がついていたのだと思う。
 そして、映画が始まる長い前置きが終わると、館内が暗くなった。邦画で、3時間近く上映時間がある作品だ。話題にはなっているが、私は興味がないジャンルの作品だ。
 二人は、当然黙って映画を見続けている。でも、シートの隙間から二人が密着しているような状態なのがわかる。玲奈は、時折キスをしているようだ。さすがにそれ以上のことはしていないと思うが、身体が密着しているので、何かしていてもおかしくはないかもしれない。
3時間の上映時間の中で、何回キスをしたのだろう? 玲奈は、心の底から彼のことが好きのようだ。強い嫉妬と不安を感じてしまうが、私も3時間の間、ずっと勃起していた……。映画が終わると、二人は手を繋いで歩いていく。このあとの予定は聞かされていない。でも、玲奈の様子でどこに行くのかわかる気がする。
 二人は、そのまま歩き続けるが、会話が少なくなっている。少し緊張したような態度だ。そして、思った通りにホテルに入っていった。さすがに、これ以上は追跡しようがない。私は、とりあえず近くの公園のベンチに座った。
 すでに、疲れ切っている。歩行距離はそれほどではないが、精神的に疲れてしまっている。玲奈のことを心配する気持ちや、嫉妬で興奮する気持ち、色々な感情が渦巻いているのもあり、すっかりと疲れてしまった。
30分ほど経過すると、スマホが鳴った。画面を見ると、玲奈からだ。しかも、テレビ電話になっている。私は、なんだろう? と思いながら電話に出た。すると、ホテルの部屋が映った。ベッドの上には、高橋と玲奈がいる。二人とも全裸の状態で、抱き合ってキスをしているのが見える。撮影した動画ではないので、少し画像が粗い。それでも二人が濃厚すぎるキスをしているのはわかるし、乳首も形状がわかるくらいには鮮明だ。
「また撮ってるの?」
「うん。達也に妊娠させて貰った瞬間、残しておきたいもん」
 そんなことを言いながら、玲奈は彼を押し倒す。そして、そのまま騎乗位でまたがりながら挿入してしまった。
「あぁ、達也、愛してる。本当に気持ちいいよ」
 玲奈は、感情を込めてキスをする。そして、キスをしたまま腰を動かし始めた。どう見ても、玲奈の方が積極的だ。積極的すぎるくらいに積極的だ。私は、慌てて音を消した。さすがに、公園のベンチであえぎ声を響かせるのはマズすぎる。
私は、慌ててポケットからイヤホンを取り出した。すぐに電源を入れて耳に装着すると、玲奈のむせび泣くようなあえぎ声が聞こえてくる。私とのセックスでは、絶対に出さない声をあげながらあえぐ玲奈に、ますます嫉妬と敗北感を強くしてしまう。
「玲奈、愛してる。妊娠して欲しい」
 高橋も、すでに迷いはない。以前は、本当に良いの? 平気なの? と、私の存在を気にしていた。でも、いまはまったく気にすることもなく、玲奈のことを妊娠させることだけを考えているみたいだ。
「する。達也に妊娠させて貰う。愛してるよ。一番愛してる」
 玲奈は、心の底から感情を込めている。もう、私のことなんか頭にないみたいな態度だ。それなのに、こんな映像を見せようとしてくる。玲奈の気持ちがまるでわからなくなってしまう。
二人は、快感よりも、愛を深めることを目的としているようなセックスを続ける。キスしっぱなしだし、何度も何度も愛しているという言葉を繰り返している。すっかりと見た目も変わった玲奈に、あらためて不安な気持ちがよぎる。もう、いまの玲奈を見てボーイッシュだという感想は湧かないと思う。
「気持ちいいよ。達也の、奥の奥まで届いている。ねぇ、そのまま出して。奥に押しつけながら出して。絶対に妊娠させて」
 玲奈は、興奮しすぎて声がうわずっている。震えているようにも聞こえる。
「玲奈、愛してる。出すよ。このまま出すから、妊娠してね」
 高橋も、感情のこもった声で言う。二人は、キスをしたまま激しく腰を動かし続けている。上になった玲奈も動かしているし、下になった高橋も腰を突き上げるようにしている。息の合ったセックスが続き、そのまま射精が始まる。玲奈は、中に出されて身体を硬直させるようにしている。深い快感を感じながらの、種付け……今度こそ、本当に妊娠したのではないかと思ってしまう。
 私は、公園のベンチでイキそうになっている。たぶん、ズボン越しでも少ししごいただけで射精してしまうはずだ。そんな余裕のない状態のまま、二人のキスを見続けてしまう。セックスが終わっても、二人はまだキスをしている。抱き合ったまま、濃厚に舌を絡めて幸せそうだ。
「フフ、いっぱい出たね。妊娠したかな?」

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